Lucent、Extremeとの特許訴訟で「部分的勝訴」

Lucent TechnologiesがExtreme Networksを相手取って起こしていた特許訴訟で、5件のうち1件のみ特許侵害が認められた。(IDG)

» 2005年05月13日 09時40分 公開
[IDG Japan]
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 Lucent Technologiesが2003年、ネットワークサービスベンダーのExtreme Networksを相手取って起こしていた特許訴訟で、デラウェア地裁はLucentが主張する5件のうち1件のみ特許侵害を認めた。

 5月10日、陪審はExtreme Networksに対してLucentの訴状に含まれた5件の特許侵害について、1件の損害賠償として27万4990ドルを認めたが、残りの4件については無罪とした。

 ほかの4件についても有罪とされた場合、最高で1640万ドルの損害賠償がExtreme Networksに科せられていた可能性がある。Extreme Networksは特許侵害とされたネットワーク機能については、1年以上前から製品から削除されているとしている。

 Lucentの主張によれば、Extreme Networksは音声およびデータ伝送、密集度制御、ネットワークセキュリティ、ブロードキャスティングに関するLucentの特許を含む機器の開発および販売を行っていたという。

 Extreme Networksは今回の判決を「完全な勝利」と述べており、Lucentは、部分的に勝訴したことは喜ばしいが、ほかの4件について認められなかったことは残念としている。同社は判決文を呼んだ上で控訴するかどうかを判断する予定だという。

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