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» 2005年05月23日 00時00分 公開

IBMが描くSOAによるIT環境の未来像 (1/3)

IBM Software World 2005では、SOAに関するセッションが15セッションも行われた。IBMからのメッセージとしては最後となるセッションに登壇した長島哲也氏が、同社のSOA戦略について総括した。

[梅田正隆,ITmedia]

 IBMがオンデマンド・ビジネスを遂行すべく、ITアーキテクチャの根本に据えているのがSOAだ。セッションの冒頭で「私たちの最終的なターゲットは、お客様がオンデマンドな企業になって頂くために、SOAのさまざまな要素を組み合わせ、それを支援していくことです」こう宣言したのは、日本IBMのソフトウェア事業 ディスティングイッシュト・エンジニア ITアーキテクトの長島 哲也氏だ。

SOAはどんなエントリーポイントからも始められる、と強調した長島氏。

 IBMの考えるSOAとは、顧客のオンデマンド・ビジネスを実現するためのシステム構築の考え方。ビジネスの変化に俊敏に対応可能なITアーキテクチャとテクノロジーを基本に、それをサポートする「オンデマンド・オペレーティング環境(ODOE)」と呼ぶ実行環境を定義している。

 この環境は、主にIBMのソフトウェア、コンサルティング、サービス・ビジネスがサポートするインテグレーションのエリアと、IBMのハードウェアおよびTivoliがサポートするインフラストラクチャ・マネジメントのエリアで構成される。インテグレーションでサービスを組み立て、インフラストラクチャがサービスを動かす土台となり、サービスの運用を支える。

オンデマンド・ビジネスとSOA

 顧客がオンデマンド・ビジネスを遂行するためには、現在のビジネスをトランスフォーメーションしなければならない可能性は高い。業務プロセスを改革する必要もあるだろうし、ITも変える必要が出てくる。長島氏は「IBMのオンデマンド・ビジネスとは、それらすべてを包含した基本的な考え方です」と解説する。ここでオンデマンドを実現するために描かれたIBMのビッグ・アーキテクチャを示そう。

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