日立ソフトは7月16日付けで「.NETセンタ」を設立し、.NETシステムへの対応能力をさらに強化する方針だ。
日立ソフトウェアエンジニアリングは7月16日付けで、マイクロソフトの.NETアーキテクチャを活用したシステム構築案件に対応する拠点として「.NETセンタ」を設立する。
日立ソフトは、2000年にマイクロソフトと共同で設立した「X-Business Solution Center」(XSC)をベースに、.NET Frameworkを活用したシステム構築、提案活動を行ってきた。.NETセンタ設立は、その取り組みをさらに強化し、全社的な展開を支援するもの。
当初センタには、.NETに関する高度なスキルを有した「.NETアーキテクト」30名が配置され、各事業部のエンジニアと共同で.NETアーキテクチャを生かしたシステム設計/開発プロジェクトを推進する。また、ユーザーインタフェース開発支援ツールの「anyWarp for .NET Framework」を補完するビジネスロジック開発支援ツール「BizWarp Core」を開発する予定で、これらを活用した.NETシステム標準開発手順の策定も進めるという。
日立ソフトは2004年10月に、.NETエンジニアの育成を目的とした教育部署「.NET道場」を設立し、これまでに約600人を育成してきた。今後はこの道場の運営も.NETセンタが行い、2006年度末までに2000名の.NETエンジニアを育成するほか、社外のパートナーに対する教育活動も行う。
日立ソフトではセンタ設立によって.NETシステムへの対応能力をさらに強化していく。なお2005年度には、.NET関連で、前年度比700%となる約100億円の受注を見込んでいるという。
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