米SGIが7月28日発表した第4四半期(4〜6月期)決算は、売上高が1億7222万ドルで、前年同期から17%の減収となった。保有していた日本SGI株の一部売却益などにより、最終利益として785万ドルを計上し黒字転換した。
だが、営業損益は1636万ドルのマイナス。営業赤字幅は前四半期からは大幅縮小したものの、前年同期比では倍以上に膨らんでいる。
2005年度通期では、売上高は前年比13%減の7億2997万ドルで、営業損失が前年の6517万ドルから9647万ドルに拡大。7600万ドルの最終赤字となっている。
同社は、9月末までに大掛かりな再建策を発表する予定で、現在、資産ベース信用枠の修正または変更による借り入れ拡大などの財務措置を検討中だとしている。
同社は4〜6月期中に可視化システムのラインアップを拡大、8500ドルを切るエントリーモデルを投入している。スーパーコンピュータ関連では国防総省への納入などを発表。同社のAltixは現在、世界スーパーコンピュータ性能ランキングのTop500で第3位。
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