NEC、中堅/中小企業向けに「Express5800 SecuritySolution」を強化

NECは、IAサーバ「Express5800シリーズ」を軸としたセキュリティ対策システム「Express5800 SecuritySolution」のメニューを強化した。

» 2005年08月01日 19時55分 公開
[ITmedia]

 NECは8月1日より、同社のIAサーバ「Express5800シリーズ」を軸としたセキュリティ対策システム「Express5800 SecuritySolution」のメニューを強化し、中堅/中小企業向けのパッケージを拡充した。

 今回の機能拡充では、Express5800シリーズのうち「Express5800/110Ej」や「同/110Rg-1」とセキュリティ対策ソフトをセットで提供する「Express5800 SecurePack」のラインナップを拡大。これまで提供してきた「ウイルス対策サーバ」や「セキュアファイルサーバ」に加え、新たに7パッケージが追加された。

 具体的には、社内PCへのパッチ適用を徹底するための「パッチ配信管理サーバ」や未承認PCのネットワークへの接続を検出して遮断する「ネットワーク検疫管理サーバ」など、脆弱性を残したままのPCが社内に存在しないようにするパッケージを提供。また情報漏えい対策として「ファイル持ち出し制御サーバ」のほか、操作をログとして記録する「ファイル持ち出し管理サーバ」や「ファイル操作監視サーバ」が追加される。さらに、不正アクセスの検出と復旧作業を支援する「ファイル改ざん対策サーバ」、ファイアウォールやWeb、DNSといった必要なサービスをひとまとめに提供できる「インターネット接続サーバ」もメニューに加わった。

 価格は、パッチ配信管理サーバが40万1000円から、ファイル改ざん対策サーバは50万9000円からなど。8月1日より順次出荷が開始される。NECでは新パッケージと合わせて、ソフトウェアをプリンストールした状態で出荷する「セットアップ代行サービス」も開始する。

 NECは同時に、顧客のセキュリティ対策や組織の状況を診断し、アドバイスを行う「オンサイトアドバイザ」サービスも開始する。約1週間程度という短期間でヒアリングと診断を行い、レポートを提出する点が特徴だ。価格は50万円から。

 さらに、これまでNECフィールディングが提供してきた「ウイルス運用監視サービス」を強化し、「ウイルス対策支援サービス」として提供する。同サービスでは、ウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新や設定変更といった作業をリモートから実施するほか、従来はオプションで提供されてきた「ヘルプデスクサービス」を標準で提供する。価格は年額184万円からで、9月20日より開始される。

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