個人情報を黒塗り処理――「一太郎ガバメント2006」

ジャストシステムは、公文書作成に適した行政機関向け日本語ワードプロセッサ「一太郎ガバメント2006」を発表した。2006年2月に発売する。

» 2005年09月07日 20時34分 公開
[ITmedia]

 個人情報を抽出して黒塗りに――ジャストシステムは9月7日、行政機関向け日本語ワードプロセッサ「一太郎ガバメント2006」を発表した。2006年2月に発売する。

 一太郎ガバメント2006は、法令文書や通達、省庁内での連絡文書などの作成に最適なワープロソフト。公用文ルールに則った文書を効率的に作成できる入力支援機能のほか、情報を安全に取り扱うためのセキュリティ機能などを搭載するのが特徴。

 入力支援機能として、「ぎょうせい公用文表記辞書」を標準搭載。公用文ルールに基づいたチェックや平易な表現への言い換えをリアルタイムに指摘して、表記ゆれミスなどを低減した文書作成が行える。

 セキュリティ機能としては、これまで目視で確認するしかなかった個人情報や特定固有名詞などを個体名抽出技術によって抽出、黒塗り処理を行う「個人情報マスキング機能」を搭載。コマンドメニューには、[極秘][持ち出し厳禁]などの機密区分を示す「すかし保存」、文書の閲覧・編集などを制限する「改ざん禁止保存」を追加するなど、セキュリティ設定を簡単に行えるようにする。

 一太郎やWord、PDF形式での保存が可能。来夏には、XML形式のファイルフォーマットOpenDocumentへの読み込み、書き込みができる追加モジュールを無償提供する予定だ。

 一太郎ガバメント2006はライセンス専用製品で、価格はオープンとなっている。

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