キヤノンとAdobe、効率的な文書ワークフローの提供に向け協業

キヤノンと米Adobe Systemsは、両社の製品を組み合わせ、企業向けに効率的な文書ワークフローシステムを提供していくことを目的に協業する。

» 2005年09月15日 19時57分 公開
[ITmedia]

 キヤノンと米Adobe Systemsは9月15日、協業を結んだ。両社の製品を組み合わせ、企業向けに効率的な文書ワークフローシステムを提供していくことが目的だ。

 今回の協業では、キヤノンのデジタル複合機「imageRUNNERシリーズ」やビジネスソフトウェア群「imageWAREシリーズ」に、Adobe Systemsのドキュメント関連サーバ製品「Adobe LiveCycle Policy Server」や「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」、Adobe PDF技術を利用した「PDF Scan Library」を連携させ、企業向けの文書管理/ワークフローシステムを提案していく。

 具体的には2種類のシステムが計画されている。1つは、キヤノンのデジタル複合機と、PDF文書に対するアクセス制御/コントロールを行う「Adobe LiveCycle Policy Server」を組み合わせて文書の配信/閲覧/印刷の権限を管理するシステム。もう1つは「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」を利用し、紙に印刷された二次元バーコードを媒体としてデジタルデータを効率的に受け渡すシステムだ。

 両社はこうした組み合わせにより、紙文書と電子文書の双方向変換/管理をより柔軟かつ安全に行えるようになり、ひいては企業の業務効率化や生産性向上を支援できるとしている。

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