Windows上で手軽にオープンソース環境を、スペースタグが統合パッケージ

スペースタグは、ApacheやMySQLなどを含んだWindows向けのオープンソース統合パッケージ「ST Server for Windows 1.0」の提供を開始した。

» 2005年10月14日 19時53分 公開
[ITmedia]

 スペースタグは、Windows環境向けのオープンソース統合パッケージ「ST Server for Windows 1.0」の提供を開始した。対応プラットフォームはWindows 2000/XP/2003。

 ST Server for Windows 1.0は、オープンソースのWebサーバ「Apache」やデータベース「MySQL」、開発言語「PHP」「Perl」を、スペースタグ独自の設定、チューニングを加えてパッケージ化した製品。同社がこれまで提供してきた統合サーバパッケージ「SpaceTag Server」をベースに、必要な機能を絞り込むことで、軽量化と安定化を図った。なおST Server for Windows 1.0の配布開始にともない、SpaceTag Serverの配布は終了するという。

 パッケージにはまた、サーバや言語群を一括管理できる独自の管理ツールやWebブラウザベースの管理ツールなども含まれている。ただしWebベースの遠隔管理ツールは30日間無償利用となっており、それ以降も利用する場合は1台当たり3000円のプラグインキーの購入が可能になる。

 スペースタグはST Server for Windows 1.0のリリースと同時に、オープンソースのCRMアプリケーション「SugarCRM」の日本語化を進めているケアブレインズ、オープンソースのグループウェア「La!cooda WIZ」を開発、販売するシステム・コンサルタンツと業務提携を結んだ。これら2種類のアプリケーションについても動作確認を実施しており、容易に導入できるという。

 また、これまで一部有料で提供してきた「ダイナミックDNSサービス」の無料化も図っている。ST Server for Windows 1.0には同サービスに対応した「ダイナミックDNSクライアントプログラム」もパッケージ化されており、固定IPアドレスが割り振られない環境でもサーバの運用が可能になるという。

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