サイベース、「RFID Anywhere 2.0」でRFIDシステム構築を支援

サイベースは、既存の企業システムをRFIDと連携させるためのミドルウェア「RFID Anywhere 2.0」の開発者向けプログラムの販売を開始した。

» 2005年10月25日 19時36分 公開
[ITmedia]

 サイベースは10月25日より、米iAnywhere Solutionsが開発したRFIDシステム構築ミドルウェア「RFID Anywhere 2.0」の開発者向けプログラムの販売を開始した。

 RFID Anywhereは、RFIDと既存の企業システムを連携させることによって、効率的な在庫管理/販売管理システムなどを構築するためのミドルウェア製品。バーコードリーダーやプリンタといったハードウェアデバイスやプロトコル、標準の相違を吸収し、RFIDに対応したアプリケーションの開発を迅速に行えるようにする。

 これまではiAnywhereの日本法人であるアイエニウェア・ソリューションズが販売してきたが、バージョン2.0からは販売およびサポートがサイベースに委託される。サイベースのコンサルテーション/サービス力やプログラム開発力を活用するほか、同社が今後販売を予定している「RFID Enterprise」製品群を組み合わせることにより、さまざまな企業システムと統合したRFIDシステムの実現、RFIDデータの有効活用を支援していく。

 なおRFID Anywhere 2.0は、業界団体EPCglobalが定めた「EPCglobal UHF Generation 2」仕様をはじめさまざまな規格をサポートしているほか、RFIDネットワーク管理機能やアクセス制御機能の強化が図られているという。

 RFID Anywhere 2.0開発者向けプログラムの価格は、ライセンスのほか2日間のトレーニング、保守サポートを含み154万円。11月8日より販売を開始する。また、開発用/展開用ライセンスは11月中旬より販売する予定という。

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