NEC、SOA対応を強化したERPソフトの新バージョンを発売

NECは、プロセス産業向けERPソフトの新バージョン「FlexProcess R6.0」の販売を開始した。

» 2005年11月04日 21時57分 公開
[ITmedia]

 NECは11月4日、プロセス産業向けERPソフトの新バージョン「FlexProcess R6.0」の販売を開始した。

 FlexProcessは、食品や化学、医薬などのプロセス産業向けに、生産から在庫、計画、原価、販売や購買などの業務機能を提供するERPアプリケーションだ。

 新バージョンでは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)への対応をにらみ、マイクロソフトのアプリケーション開発/実行環境である「.NET Framework 1.1」への対応を強化した。新たに提供される「FlexProcess .NET API」インタフェースにより、FlexProcessに変更を加えることなく、他のシステムとXMLベースの業務データをやり取りしたり、.NET Framework1.1ベースのシステムからFlexProcessの業務機能を利用したりと、柔軟な企業内/企業間システムを実現できるという。

 また、多くの日本企業が海外に工場を展開していることを踏まえ、グローバルな購買取引に対応できる機能が加わった。具体的には、購買機能において複数の通貨や税金を管理できるようになるほか、取引条件や購入数量に応じて購買単価を変更する機能や請求書照合機能が提供される。

 FlexProcess R6.0の価格は565万円から。NECでは、国内だけでなく米国/欧州市場でも販売を展開する計画で、今後3年間で130サイトへの導入を見込む。

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