NECとPhilips、欧州の企業向けネットワーク事業で共同出資会社設立へ

NECとRoyal Philips Electronicsは2006年第1四半期をめどに、欧州で企業向けネットワーク事業を展開する共同出資会社「NEC フィリップス ユニファイドソリューションズ」を設立する。

[ITmedia]

　NECとオランダのRoyal Philips Electronicsは11月29日、欧州地域で企業向けネットワーク事業を展開する共同出資会社の設立に向け、基本合意書を交わした。2006年第1四半期をめどに、従業員約900名の新会社「NEC フィリップス ユニファイドソリューションズ」を設立する予定だ。

　NEC フィリップス ユニファイドソリューションズは、フィリップスグループで企業向けネットワーク事業を担当してきたフィリップス ビジネス コミュニケーションズ（PBC）を母体とする新会社で、PBCの欧州事業を引き継ぐことになる。出資比率はNECが60％、Royal Philips Electronicsが40％。

　NECとRoyal Philips Electronicsは2003年より企業向けネットワーク分野、特にIP電話システムに関する共同開発／販売活動を行ってきた。新会社では、PBCがこれまで提供してきた製品に加え、NECのネットワーク／IPテレフォニーシステム「UNIVERGE」を提供。Royal Philips ElectronicsのカスタマベースとNECの技術力を組み合わせることで、欧州における事業拡大を狙う。