数名規模の小規模事業所でもWAN高速化、リバーベッドが新製品

リバーベッドテクノロジーは、WAN高速化アプライアンス「Steelhead」シリーズの新モデル「Steelhead 100」「同200」を2月15日より出荷する。

» 2006年02月09日 14時46分 公開
[ITmedia]

 リバーベッドテクノロジーは、WAN高速化アプライアンス「Steelhead」シリーズの新モデル「Steelhead 100」「同200」の販売を開始した。中〜大規模拠点を対象とした従来機種に対し、ユーザーが数名規模の小規模事業所をターゲットとした製品だ。

 Steelheadシリーズは、企業の拠点を結ぶWAN接続を高速化するアプライアンス製品。いわゆるWAFS(Wide Area File Services)と同じ役割を果たすものだが、データ圧縮やキャッシュに加え、同時の「Universal Transport Architecture」(UTA)を活用し、WAN接続の高速化を図っている。

 UTAは、拠点と本社/データセンターの間で頻繁に発生するWindowsファイル共有やMAPI、Microsoft SQL/DPMといったアプリケーションの最適化を行い、WAN回線での遅延を最小化する仕組みだ。これにより、最大で100倍〜200倍もの高速化が可能という。

 新モデルは、ユーザーが数名規模、256Kbps以下の回線といった小規模事業所での利用を想定しており、同時にリリースされた管理ツール「Central Management Console v2.1」を用いて、一元的な設定、運用管理が可能だ。

 Steelhead 100は同時25接続(約5ユーザー)、Steelhead 200は同時75接続(約20ユーザー)まで対応する。価格は従来機種の半額以下に抑えるといい、2月15日より出荷を開始する。

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