最後に、これまでに述べたメリットとデメリット、今後の方向性を基に、UTM購入時に考慮すべき事項を表1にまとめた。企業の規模ごとに優先レベルを設定してみたが、レベルの判断は企業のセキュリティポリシーによって異なるため、あくまで目安として考えていただきたい。このチェック表を基に、自社の重要度に合わせて重み付けをしてからUTMアプライアンスを選定すれば、導入後のトラブルを減らすことができるだろう。
次回から2回にわたり、現在発売されている主要なUTMアプライアンス製品について紹介していく予定だ。導入を検討している読者に参考にしていただければ幸いである。
ウェブルート・ソフトウェア テクニカルサポートディレクター。1990年代半ばよりDECでファイアウォールに深くかかわる。2001年Axentに入社、2001年Symantecに買収され、システムエンジニアリング本部長を務める。2006年ウェブルート・ソフトウェアに入社し、現職。
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