小規模、大規模向けはどうなる? UTMの「これから」UTM――急成長する中堅企業の「門番」(3/3 ページ)

» 2006年04月14日 07時31分 公開
[野々下幸治,ITmedia]
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事前に「重み付け」をすればトラブルを避けられる

 最後に、これまでに述べたメリットとデメリット、今後の方向性を基に、UTM購入時に考慮すべき事項を表1にまとめた。企業の規模ごとに優先レベルを設定してみたが、レベルの判断は企業のセキュリティポリシーによって異なるため、あくまで目安として考えていただきたい。このチェック表を基に、自社の重要度に合わせて重み付けをしてからUTMアプライアンスを選定すれば、導入後のトラブルを減らすことができるだろう。

表1 表1●UTM導入時のチェック表[優先レベル:A、B、Cの3段階]

 次回から2回にわたり、現在発売されている主要なUTMアプライアンス製品について紹介していく予定だ。導入を検討している読者に参考にしていただければ幸いである。

野々下幸治

ウェブルート・ソフトウェア テクニカルサポートディレクター。1990年代半ばよりDECでファイアウォールに深くかかわる。2001年Axentに入社、2001年Symantecに買収され、システムエンジニアリング本部長を務める。2006年ウェブルート・ソフトウェアに入社し、現職。


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