三井住友銀行、送信メールにS/MIME電子署名を付与

三井住友銀行は、フィッシング詐欺などから顧客を保護することを目的に、5月22日より同行名義で送信される電子メールすべてに電子署名を付与する。

» 2006年04月14日 17時32分 公開
[ITmedia]

 三井住友銀行は、フィッシング詐欺などから顧客を保護することを目的に、5月22日より同行が送信する電子メールに電子署名を付与する。

 電子署名が付与されるのは、銀行からのお知らせや商品・サービスの案内、各種サービスなどで利用されるメールなど、三井住友銀行名義で顧客に発送される電子メールすべて。日本ベリサインが提供する電子メール署名用電子証明書「ベリサイン セキュアメールID」を採用し、S/MIME形式の電子署名が施される。なお、携帯電話向けのメールや行員個人が送信するメールについては対象外となる。

 顧客側でこの署名を検証することにより、電子メールの送信者が三井住友銀行であることを確認するとともに、メールの内容が送信途中で改ざんされていないことを確認できるようになる。つまり、電子署名が付いていないのに三井住友銀行の名前で送られてくるメールや警告が表示されるメールは、送信元を詐称したフィッシングメールであると判断できるようになる。

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