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» 2006年05月15日 18時05分 公開

NECエレクトロニクスとインドのTataが提携

NECエレクトロニクスシンガポールとインドのTata Consultancy Services(TCS)が提携した。

[ITmedia]

 NECエレクトロニクスの販売法人であるNECエレクトロニクスシンガポールと、インドの大手IT企業、Tata Consultancy Services(TCS)は5月15日、高性能なシステムLSIを短納期かつ低コストで開発できるNECエレクトロニクスのストラクチャードASIC「ISSP」の認定設計ハウスに関して、契約を締結したと発表した。

 ISSPはメタル二層のみを顧客の希望に応じて作り変える製品。微細プロセス時代の問題となっているシグナルインテグリテイ(微細加工による信号精度)や歩留り設計に対応するため、テスト容易化設計を下地層から埋め込んでいる。

 これによりISSPは高性能な特定用途向けIC(ASIC)を低コストかつ短納期で開発できるものであり、またFPGAとフルカスタムであるセルベースICの中間に位置することで、多品種少量生産にも柔軟に対応できるようにする半導体製品となっている。

 TCSは高速通信ネットワーク、無線通信、画像や音声などのマルチメディア処理、家電製品、自動車/航空機、産業機器などの多様な分野に向けた、高速処理と高性能を実現するデジタルIC、アナログIC、デジタル/アナログ混載技術IC技術や、システム・オン・チップ(SoC)技術を有しているという。

 今回の契約の内容は、1.NECエレクトロニクスがTCSにISSPの製品と技術ノウハウを優先して提供し、2.TCSは提供された最先端の情報に基づき、ユーザー向けISSPを設計できるようになるというもの。それにより、TCSはFPGAとセルベースICの中間ソリューションを新たに持つことができ、自身のASIC設計サービス事業の拡充が図れるようになる。

 一方で、NECエレクトロニクスはTCS経由でISSPの事業が拡大できるようになる。この結果、ISSPユーザーは、製品の早期の市場投入、開発負荷の低減などが、90ナノメートルの微細プロセスを用いたシステムLSIを用いて容易に実現できるようになるという。

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