サーバ販売額が2四半期連続減少、HPがIBMと並ぶ

1〜3月期の世界サーバ工場販売額は前年同期より1.9%減って119億ドルとなった。ベンダー別シェアはHPが28.1%となり、IBMの27.9%とタイになった。

» 2006年05月25日 08時02分 公開
[ITmedia]

 調査会社IDCが5月24日発表した世界サーバ市場統計によると、1〜3月期の工場販売額は前年同期より1.9%減って119億ドルとなった。前年同期比の減少は2四半期連続。出荷台数は9.5%増加したが、前年同期と比べると伸び率は鈍化している。

 ボリュームサーバ(2万5000ドル未満)の販売額は前年同期比で6.3%増えたが、伸び率は過去3年で最低となった。ミッドレンジサーバ(2万5000ドル以上50万ドル未満)は同16.2%減、ハイエンドサーバ(50万ドル以上)は3.2%減となっている。

 ベンダー別のシェアはHPが金額ベースで4%伸ばして28.1%となり、IBMの27.9%とタイになった。3位のDellはシェア11.1%、次いでSunが10.8%、富士通/Fujitsu-Siemensが6.9%となっている。

 出荷台数ベースのシェアはHPが29.9%で首位をキープ。2位のDellは24.0%となっている。

 OS別ではMicrosoftのWindowsサーバが引き続き堅調で販売額は5.9%増、出荷台数は12.9%増。世界サーバ市場に占めるシェアは金額ベースで2.7%伸びて37.1%となった。

 UNIXサーバは販売額が7.1%、出荷台数が8.7%それぞれ減少し、シェアは33.2%。Linuxサーバは販売額が17%増、出荷台数が14.4%増と、15四半期連続で2けた台の成長が続き、シェア12.2%となった。

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