Ajax対応でWindowsアプリと同等の操作性を、desknet'sの新バージョン

ネオジャパンは、Ajax対応のアドインを追加したWebベースのグループウェア「desknet's バージョン5.0」をリリースした。

» 2006年07月04日 19時36分 公開
[ITmedia]

 ネオジャパンは7月4日、Webベースのグループウェアの新バージョン「desknet's バージョン5.0」をリリースした。7月11日より同社Webサイトを通じて試用版の提供を開始し、8月2日より正式に出荷する。

 desknet'sは、スケジューラや設備予約、電子会議室、文書管理、ワークフローなど22種類の機能を利用できるWebベースのグループウェア製品。新バージョンではAjax技術を採用し、操作性を向上させたアドオン「desknet's with Ajax」が提供される。このアドオンは、米MB TechnologiesのAjaxフレームワーク「Bindows」を用いて開発された。

 desknet's with Ajaxの第一弾では、スケジューラとWebメール、アドレス帳という3つの機能がAjaxで利用できる。これまで「登録」「予定変更」といった各種操作は、複数のボタンやドロップダウンメニューをクリックして行う必要があった。これに対しAjax版では、ドラッグ&ドロップや右クリックメニューなどが利用でき、Windowsアプリケーションと同じような感覚で操作を行える。

スケジューラ Ajax対応のスケジューラではドラッグ&ドロップや右クリックによる操作が可能

 Ajax採用は、サーバ負荷の軽減というメリットももたらすという。差分データのみを更新する非同期通信に加え、Webブラウザ内に複数のウィンドウを表示することなどにより画面の遷移を減らし、全体のデータ通信量とサーバ負荷の軽減につなげた。

 「操作性や機能の向上と、管理コスト削減という2つのメリットを両立できる」(同社)。ネオジャパンでは今後、設備予約や伝言・所在といった他の機能も順次Ajax化して提供していく予定だ。

 desknet's バージョン5.0はWindows 2000/XPやWindows Server 2003、UNIX、Linuxなどの各種プラットフォームに対応しており、クライアント側はInternet Explorerで動作する。価格は5ユーザーライセンスが4万1790円から、desknet's with Ajaxアドオンは年間ライセンスが5ユーザーで1万8900円から。

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