ネオジャパン、desknet'sにAjax開発フレームワークを採用

ネオジャパンは、Webベースのグループウェアソフト「Desknet's」の開発フレームワークに米MBテクノロジーズのAjaxフレームワーク「Bindows」を採用すると同時に、Bindowsの国内独占販売契約を結んだ。

» 2006年03月10日 14時57分 公開
[ITmedia]

 ネオジャパンは3月10日、Webベースのグループウェアソフト「Desknet's」の開発フレームワークに米MBテクノロジーズのAjaxフレームワーク「Bindows(ビンドウズ)」を採用すると発表した。また同社は、MBテクノロジーズとBindowsの国内における独占販売契約を結んだ。

 Ajaxは、JavaScriptとXMLデータ交換によりリッチなWebアプリケーションインタフェースを実現する開発手法。desknet'sは各機能を実行する上で多くの画面遷移を必要とし、従来のWebアプリケーションと同様、クライアント(Webブラウザ)とサーバとの同期通信によるデータ処理を行っていた。しかし、グループウェアとしての高度な機能を今後実装していく上で、HTMLをやり取りする開発手法では限界があり、デスクトップアプリと同等の即時性とレスポンス、モバイルユーザーをサポートする非同期通信を実現するAjaxによる開発フレームワークを採用した。

 Bindowsで開発されたアプリケーションは現行のdesknet'sに付加する形で搭載し、新開発のインタフェースと機能を従来のインタフェースと併用できる。

 併せて同社は、国内のAjaxベースの開発環境への需要を見込み、国内でBindowsの独占販売契約をMBテクノロジーズと交わし、開発者ライセンスやBindowsで開発されたアプリの配布ライセンスを国内の開発者、企業向けに販売、ならびに技術サポートを行う。初年度の販売目標は、desknet'sユーザー向けに3000社、単体販売で1000ライセンス。

 なおネオジャパンでは、Bindows日本語公式サイトを開設するとともに、各種ドキュメントの日本語化を行う予定。

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