インターコム、メモリ上に仮想HDDを作成するソフト

インターコムは、Windows PCのメモリ上に仮想HDDを作成するソフトウェア「RAMDisk Tweaker」のダウンロード販売を開始した。

» 2006年07月18日 20時21分 公開
[ITmedia]

 インターコムは7月14日より、Windows PCのメモリ上に仮想HDDを作成するソフトウェア「RAMDisk Tweaker」のダウンロード販売を開始した。個人ユーザーだけでなく、企業や団体、研究機関向けにも販売していく。

 RAMDisk Tweakerは、物理メモリの一部を利用して1MBから最大4GBの仮想HDD(RAMディスク)を作成するソフトウェアだ。ディスクの回転などの物理的な制限を受けないため、通常のHDDに比べ約30〜60倍で高速にデータを読み書きできる。インターコムでは、CAD/CAMや2D/3Dデザイン、統計解析ソフトなど、頻繁にデータを読み書きするアプリケーションでの処理時間を大幅に短縮できるとしている。

 また、揮発性メモリを仮想的にHDDとして利用するため、電源オフやOSの再起動を行うとデータはすべて消える。このため、機密情報や個人情報など、PCに残しておきたくないデータを一時的に処理する際に有効という。また逆に、保存しておきたいデータをHDDに自動的にバックアップする機能も備えている。

 RAMDisk Tweakerの価格は2100円。Windows 2000/XP、Windows Server 2003上で動作し、仮想HDDのファイルシステムとしてFAT16/32のほかNTFSを選択できる。NTFSの場合はアクセス権限の設定や暗号化などの機能を利用できるという。

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