日本BEA、WebLogicファミリーの最新版をリリース

日本BEAシステムズは、BEA WebLogic Portal 9.2J、BEA WebLogic Server 9.2J、およびBEA Workshop for WebLogic Platform 9.2Jの国内出荷を8月3日から開始すると発表した。

» 2006年07月31日 19時50分 公開
[ITmedia]

 日本BEAシステムズは7月31日、BEA WebLogic Portal 9.2J、BEA WebLogic Server 9.2J、およびBEA Workshop for WebLogic Platform 9.2Jの国内出荷を8月3日から開始すると発表した。

 これらのWebLogic製品の最新バージョンは、SOA(サービス指向アーキテクチャー)で活用されるアプリケーションを構築、融合、展開するために、J2EE(Java 2 Enterprise Edition)アプリケーションインフラストラクチャプラットフォームを拡張したもの。SOAの実現化レベルをさらに高めるとしている。同バージョンから、Eclipseベースでの開発が可能になる。

 今回リリースされた製品群は、企業のIT資産の開発や展開を簡素化し、統合を促進することで、ユーザー企業のSOAへの転換を加速するように設計されているという。BEAはWebLogicおよびAquaLogic製品ファミリーの提供により、共有サービス環境に向かう企業の急速な進化を支援し、ユーザー企業の競争力を高めるとしている。

 この日発表されたWebLogic Portal 9.2Jの新機能は、ポータル間連携の標準仕様であるWSRP2.0 によるポータルフェデレーション、エンドユーザー自身が簡単にコミュニティーポータルを作成できる機能など。また、WebLogic Server 9.2Jで強化されたのは、さまざまな変更をサーバの再起動することなく動的に実行できるフィルタリングクラスローダの実装や、SOAP 1.2、WS-Secure Conversation、Streaming AttachmentなどのWebサービスの最新の標準技術をサポートしたこと、Eclipseを利用したSOA開発などが挙げられる。

 各製品ライセンス料金(税抜き)は、BEA WebLogic Server 9.2Jは1CPUあたり198万円から、BEA WebLogic Portal 9.2Jは1CPUあたり885万円から、BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2Jは無料となっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ