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リコープリンティングシステム、プリントサーバ型プリンタ管理ソフトを発売

リコープリンティングシステムは、基幹業務システムの印刷機能や小ロットの印刷・製版をサポートする印刷管理環境ソフトウェア「PrintWorks」を発売した。

» 2006年08月10日 19時02分公開

[ITmedia]

　リコープリンティングシステムの発売した「PrintWorks」は、印刷システムの安定稼働や効率のよい印刷環境を実現する、プリントサーバ型印刷運用管理ソフトウェア。

　PrintWorksをサーバPCにインストールするだけで、プリンタの一元管理環境を構築し、最大15台のプリンタを監視し、稼働状況をサーバおよびクライアントPCでプリンタの使用可否状況が視覚的に確認できる。

　また、複数のプリンタを1台の仮想プリンタとして登録し、複数部数の印刷ジョブを部単位またはページ単位で分散印刷を行い、印刷開始から終了までの時間の短縮も可能。

　さらに印刷中などにプリンタに障害が発生した場合、あらかじめ指定した別のプリンタへ印刷ジョブを振り替える、または障害発生をオペレータに通知し、利用可能なプリンタを選択する再印刷機能など、ダウンタイムを最小にするためのリカバリー印刷機能も備えている。

　印刷ジョブの内容はPostScriptファイルやEnhanced Meta File（EMF）でアーカイブに保管することで、再印刷をアプリケーションを起動せずに実行できる。その際、部数やページ範囲の指定など、きめ細かな再印刷が可能。

　複数のユーザーが印刷を実行したり、複数部数印刷する場合などに印刷物の仕分けを容易にするセパレータ紙の挿入が可能。その際、セパレータ紙の給紙トレイを任意に指定できるほか、セパレータ紙の任意の位置に「日付と時刻」「ジョブ名」「印刷ユーザー名｣「コメント」を任意の書体、順番組み合わせで印刷できる。

　さらに、必要に応じて使用する用紙サイズ確認のメッセージを表示し、用紙サイズの間違いなどのミスを解消できる。

　業務システムでは、メインフレームからオープン系システムへの移行が進み、さらにシステム自体が業務に必要不可欠なものになっている。このため、印刷ジョブに関しても、確実に印刷されることが求められており、メインフレームと同等の安定したプリンタかどうやリカバリ印刷機能が求められるようになっている。

　また、製版・印刷業界において「必要なものを｣「必要なときに」「必要なだけ」印刷する小ロットのオンデマンド印刷としてプリンタを利用したソリューションが求められておりそこでは、プリンタの有効活用による短納期化や障害時のリカバリ機能が求められている。

　PrintWorksの各機能は、このようなニーズに合わせ、複数プリンタによる同時出力での印刷時間の短縮、障害発生時のリカバリなどを可能にし、さまざまな印刷運用･管理のニーズに対応する。

PrintWorksの動作環境と価格は以下のとおり。

サーバPC


プラットホーム	Microsoft Windows 2000 Server (SP4以降) または Microsoft Windows Server 2003 (SP1以降)
CPU	Pentium III 1GHz以上 (Pentium 4 2.8GHz以上を推奨)
メモリ	512MB以上 (1GB以上を推奨)
ハードディスク	約60MB (インストール領域)*1
Webサーバ	Microsoft Internet Information Services (IIS)
データベース	Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE2000)

*1：印刷ジョブのスプール領域が別途必要。アーカイブ機能利用時はジョブ保存用の領域も必要。

*2：MSDE2000はPrintWorksをインストールするときに同時に組み込まれます

対象機種

価格

サーバ基本システム

クライアント追加パッケージ

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