Skypeかたるトルコ語フィッシングメール

Skypeから、とかたる電子メールで偽Webサイトに誘導、PC内の個人情報を抜き出すアプリケーションをダウンロードさせる。

» 2006年08月11日 07時10分 公開
[遠藤学,ITmedia]

 無料IP電話ソフトを提供するSkypeのWebサイトをかたったフィッシングが発見されたとして、セキュリティ企業のSurfControlが注意を呼び掛けている。

 このフィッシングでは、発信元をSkypeと偽った電子メールで、受信人を偽のSkypeサイトに誘導する。トルコ語で書かれたその電子メールには、新しいアプリケーションのダウンロード用URLとしてリンクが張られている。そのリンクは偽のSkypeのトルコ語Webサイトに誘導し、「skypekur.exe」というファイルをダウンロードさせるもの。skypekur.exeは、実行するとユーザーのPC内に保存されているパスワードなどを抜き出してメールの実際の発信元に返送するため、個人情報が悪用される恐れがある。

 SurfControlでは、ユーザーにアンチウイルスソフトのアップデートを勧めている。

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