複合機からERPの帳票類を直接出力、大塚商会が連携システム

大塚商会は9月20日、デジタル複合機から直接、ERPシステムの各種帳票などを出力することでセキュリティを強化する「αダイレクトレポート」を発表した。

» 2006年09月20日 18時47分 公開
[ITmedia]

 大塚商会は9月20日、PCを操作することなく、デジタル複合機から直接、ERPシステムの各種帳票などを出力することでセキュリティを強化するシステム「αダイレクトレポート」を発表した。

 ERPシステムで扱われる帳票類を出力する際は、一般に、PC上でプリントアウト操作を行い、共有の出力端末として使われている複合機で出力する。しかしこの構成では、他のユーザーが出力した文書などと混在したり、紛失する可能性がある。

 αダイレクトレポートは、大塚商会のERPシステム「SMILEαAD」「SMILEie」とリコー製の複合機「imagio Neoシリーズ」「同MPシリーズ」を連携させることで、こうした問題を解決するもの。imagioシリーズのタッチパネル上でログイン/認証を行い、手元で即座にERPシステムの帳票を出力することで、重要文書の紛失などを防ぐ仕組みだ。さらに、帳票ごとにパスワードを設定し、どのユーザーがどの帳票を出力したかの履歴を残すことも可能だ。

 大塚商会ではこれまで、複合機とERPシステムの連動を可能にする連携システム「DB-DocLink」を提供してきた。今回のシステムはその機能強化の一環という位置付けだ。αダイレクトレポートの価格は10万円。大塚商会およびリコー、リコーグループの販売会社を通じて、10月5日より販売を開始する。

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