日本HPは、Microsoft SQL ServerやExchange Serverの高速データリストアを可能にする「HP StorageWorks Application Recovery Manage」を発表した。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月13日、Microsoft SQL ServerやMicrosoft Exchange Serverの高速データリストアを可能にするバックアップソフト「HP StorageWorks Application Recovery Manage」(AppRM)を発表した。
HPストレージのボリューム複製機能とWindows 2003のVSS(Volume Shadow Copy Services)機能を利用して、SQL ServerやExchange Server運用中のバックアップと高速なリストアを可能にする。「HP OpenView Storage Data Protector」をベースとして開発した。
商用ボリュームの障害時にあらかじめ取得してあるクローンボリュームへの切り替えを行うため、一般的なテープバックアップとは異なり、障害発生時に必要なテープメディアをマウント、テープの先頭から復元するデータを探す必要がない。同社によると、テープバックアップと比較して、復旧作業が約20分の1の時間に短縮できるという。
SQL Server 2005、Exchange Server 2000/2003に対応する。まずはHP StorageWorks EVA対応版を提供し、今後HP StorageWorks XPもサポートする予定だ。
価格は、178万5000円から。1月中旬から出荷する。
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