BluestSoft、USB型HDDデータ消去ツールを発表

USBメモリを挿すことで、DoD 5220-22.M方式準拠の安全な方法で高速にデータを消去できる。

[Patrick Hoffman，eWEEK]

　セキュリティ企業の米BluestSoftは1月9日、Windowsも含めてコンピュータ内の全情報を消去できるビジネスプロフェッショナル向けのツール「DiskDeleter USB 2.2.0」を発表した。

DiskDeleter USB

　DiskDeleter USB 2.2.0は、USBメモリを挿し込んで、安全でセキュアな方法でデータを消去することができる。消去方法は米国防総省のDoD 5220-22.M方式に基づいており、復元が不可能なようにデータを完全抹消する。

　BluestSoftの広報担当者マイク・イナミネ氏によると、DiskDeleter USB 2.2.0は「持ち運びやすく、6種類の消去方式に対応、高速でのデータ消去が可能だ。当社のテストでは1Gバイトを21秒で削除した」という。

　DiskDeleter USBでは、2種類のやり方でPCのデータを抹消できる。1つは、Windowsが稼働しているPCにDiskDeleterのUSBメモリを挿し、USBメモリ内蔵のソフトを使ってクリーニングウィザードを走らせるという方法。

　もう1つの方法は、DOSとWindowsプラットフォーム上で、またIntelベースのLinux/UNIX上で操作する。シャットダウンしたPCにUSBメモリを挿してマシンを起動すると、DiskDeleterのクリーニングウィザードがUSBから自動的に起動する。

　「ビジネスユーザーにとって、データの完全消去は情報漏えいを防ぐために必須であり、多数のPCをクリーンアップする必要がある場合は特に、高速で消去できることが重要だ」（イナミネ氏）

　BluestSoftによると、DiskDeleter USBはあらゆるPCでCD-ROMとして認識されるので、USBメモリに対応していない古いPCのユーザーでも使うことができるという。またZero Write、Random Write、Random Random Zero、DOD 5220.22-M、NATO Standard、Gutmannの6種のデータ削除方法が選択できる。

　DiskDeleter USB 2.2.0は、BluestSoftのサイトで79.95ドルで販売されている。

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