米連邦取引委員会がまとめた報告書によると、寄せられた苦情で最も多いのは個人情報盗難に関するもので、全体の36%を占める。
米連邦取引委員会(FTC)は2月7日、詐欺や個人情報盗難に関する消費者からの苦情をまとめた2006年の年次報告書を発表した。
報告によると、2006年にFTCが受けた約67万4000件の苦情のうち、最も多かったのは個人情報盗難に関するもので、全体の36%を占めた。以下、ホームショッピング・カタログ販売関連(7%)、賞金・宝くじ関連(7%)、インターネットサービス・コンピュータ関連(6%)、インターネットオークション(5%)と続く。
報告された詐欺による損害額は、合計110億ドルに上った。平均被害額は約500ドルだという。また、寄せられた苦情のうち、決済手段に電子送金を利用した比率が増加を続けており、2006年は前年調査から8ポイント増の23%となった。
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