サン、Webサーバの最新版「Sun Java System Web Server 7.0日本語版」を発表

サンは、インターネットにおけるセキュリティの強化とスケーラビリティの確保、およびパフォーマンス向上を実現するWebサーバの最新版を発表した。

» 2007年03月27日 13時28分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは3月27日、Webサーバの最新版「Sun Java System Web Server 7.0 日本語版」の販売を開始した。同製品により、インターネットにおけるセキュリティの強化とスケーラビリティの確保、およびパフォーマンス向上を実現するとしている。

Sun Java System Web Server 7.0の管理画面

 今回のリリースののポイントは、従来のRSA公開鍵方式に加え、楕円曲線暗号公開鍵方式をいち早くサポートするなど、多くのセキュリティ機能の強化が図られたことだという。

 楕円曲線暗号公開鍵方式は、楕円曲線上の離散対数問題の困難さから安全性を確保した暗号であり、RSA公開鍵暗号に比べて短い鍵長で同等のセキュリティレベルを確保できる。そのため同社では、より少ないソースでセキュリティを強化することができ、特にメモリやパワーの小さな携帯電話のようなモバイル機器でも公開鍵暗号を使ったセキュリティレベルの高いソリューションを提供できるようになるとしている。

 価格はソケットライセンス方式で、1利用ソケットあたり242,000円。対応OSは、Solarisをはじめ、Windows、Red Hat、SUSE、HP-UXとなる。

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