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» 2007年03月30日 07時00分 公開

Windows Mobile 6の登場で、SmartphoneとPocket PCは過去の名前に (1/3)

Windows Mobile 6を搭載する新型デバイスが2007年第2四半期から提供開始される。Microsoftは搭載デバイスの命名ルールを変更し、デバイスタイプ間の違いをさらに目立たなくした。

[Peter Pawlak,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 手堅いアップデートが施されたWindows Mobileの新バージョンが2006年末にメーカー向けにリリースされ、搭載デバイスが2007年第2四半期から提供開始される。Windows Mobileは、MicrosoftがPocket PC(PPC)やSmartphone向けに提供しているWindows CEベースのプラットフォーム。

 新バージョンのWindows Mobile 6.0(コードネーム:Crossbow)は、ビジネスユーザー向けの機能が強化されているだけでなく、このプラットフォームを消費者にとってより魅力的なものにする新機能を備えている。しかし、既存のWindows Mobile 5デバイス向けにアップグレードソフトウェアを提供するデバイスメーカーはほとんどない。

 Windows Mobileは現在、世界のモバイル事業者125社の140種類以上のデバイスに搭載されている。Windows Mobile 6.0を搭載する新型デバイスの登場は、Microsoftのモバイルコミュニケーション部門のビジネスを後押しするだろう。アップグレードが間近なことが知られるようになり、2006年末か2007年初めごろから、Windows Mobileデバイスの販売が鈍化し始めていたからだ。

 調査会社のCanalysによると、2006年のスマートモバイルデバイス向けOS市場では、Microsoftが従来と同様の14%程度のシェアを占めたのに対し、Symbianのシェアは67%に上った。Microsoftは2006年にこの市場で販売を伸ばしたが、これはSymbianからシェアを奪った結果ではなく、スマートモバイルデバイス市場全体が30%成長したことによるものだ。

Windows Mobile 6搭載デバイスの命名ルールを変更

 MicrosoftはWindows Mobile 5で、SmartphoneデバイスとPPCデバイスの区別をあいまいにし始めた。Windows Mobile 5では、両プラットフォームのセキュリティモデルとインストーラ技術が統一されたほか、Smartphoneに搭載されていた片手操作に便利な機能がPPCエディションでサポートされ、PPCプラットフォームでのみ提供されていたWi-Fi機能がSmartphoneに内蔵された。

 Microsoftは、Windows Mobile 6の後継リリースとしてWindows CE 6.0をベースに開発するPhoton(コードネーム)で、Windows Mobileプラットフォームを1つのコードベースとSDKに統合する計画だ。この統合に備えて、MicrosoftはWindows Mobile 6で搭載デバイスの命名ルールを変更し、デバイスタイプ間の違いをさらに目立たなくした。同社はPPCとSmartphoneという語を使うのをやめ、新たに以下の名称を採用している。

  • Windows Mobile Professionalデバイス:Palm Treo 700wなどのPPC Phone Editionデバイスの後継。比較的大型のタッチスクリーンを搭載し、必須ではないが、多くの場合、QWERTYキーボードを備える。
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