日本IBMは、LTO4に対応したテープドライブの新製品「IBM System Storage TS2340テープ・ドライブ Expressモデル」を発表した。
日本IBMは5月7日、テープドライブの新製品「IBM System Storage TS2340テープ・ドライブ Expressモデル」を発表した。
TS2340テープ・ドライブ Expressモデルは、IBM Ultriumテープドライブのエントリモデル。LTO第4世代の規格である「LTO Ultrium 4」に対応しており、最大データ転送速度は毎秒240MB、最大記録容量は圧縮時で1.6TBとなっている。
LTO Ultrium 4のセキュリティ機能に加え、オプションとしてIBM独自の暗号化ソフトウェア「暗号鍵マネージャー・コンポーネント(Encryption Key Manager:EKM)」を組み合わせることが可能だ。AESによるデータそのものの暗号化に加え、暗号化時の共通鍵をさらにRSA方式で暗号化することで、データの機密性をいっそう高めることができる。
また、テープドライブ内で暗号化プロセスを実行するため、データの書き込み/読み出しの速度を損なわないことも特徴という。
TS2340テープ・ドライブ Expressモデルの価格は121万円。3Gbps SASおよびSCSIインタフェースに対応している。
なお日本IBMは同時に、テープライブラリ製品「IBM System Storage TS3310」「IBM System Storage TS3500」の機能を拡張し、LTO Ultrium 4に対応させたことも発表している。
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