IBM、「Viper 2」の公開β版をリリース

Viper 2は組み込みSQL関数などの機能でDB2でのXML開発・管理を単純化し、ワークロード管理機能をデータベースエンジンに統合している。

» 2007年06月22日 11時54分 公開
[Brian Prince,eWEEK]
eWEEK

 米IBMは、最新版データサーバソフト「DB2 Viper 2」の公開β版をリリースした。

 Viperリリースから1年足らずだが、IBMは、Viper 2はXMLスタイルシートを使ってXML文書を変換できる組み込みSQL関数などの機能で、DB2でのXML開発・管理を単純化し、旧版を拡大すると約束している。

 このほかの強化機能としては、ワークロード管理機能のデータベースエンジンへの統合、自動バックアップメンテナンスなどがある。

 「Viper 2のセキュリティ強化とワークロード管理機能は、DB2の競合製品に対する技術的なリードを拡大する」とIBMのデータサーバディレクター、バーニー・スパング氏は言う。

 IBMによると、昨年Viperを投入して以来、同社のデータサーバ事業は順調で、2007年第1四半期のデータベース売上高は2けた成長を記録したという。

 しかしデータベース市場では、7月に「Oracle Database 11g」をリリース予定のOracleがトップシェアを維持している。Gartnerの報告書では、Oracleはリレーショナルデータベース市場の47.1%を握っており、2位のIBMのシェアは21.1%だ。

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