Apple、iPhoneに専用のデータ通信定額制

データ通信は無制限で、ビジュアルボイスメール機能などを全3プランに組み込んだ。またiTunesでのアクティベートについても発表された。

» 2007年06月27日 06時40分 公開
[ITmedia]

 米AT&Tと米Appleは6月26日、iPhoneのサービスプラン詳細を発表した。AT&Tとの2年契約で、月額59.99ドル(通話時間450分)、79.99ドル(同900分)、99.99ドル(同1350分)の3プラン。いずれもデータ通信は無制限で、ビジュアルボイスメール機能、200件のSMSテキストメッセージ、通話時間の繰り越しが利用でき、携帯間の通話時間は無制限となっている。

 「サービスプランの選択を、シンプルで簡単にしたい」とAppleのスティーブ・ジョブズCEO。3プランの価格は通話時間の長さにより異なるが、「iPhoneの革新的なすべての機能を、手ごろな価格で利用できる」よう、メールやWebへのアクセスのための無制限データ通信や、ボイスメールのリストを画面で確認し、聴きたいものをランダムに選べるビジュアルボイスメール機能などを、追加料金なしで利用できるようにした。ユーザーは、iPhone専用プランのほか、AT&Tが提供している標準プランも選択できる。

 iPhoneのアクティベートは、ユーザー自身がPCやMacからiTunesを使って実行できる。サービスプランの選択、クレジットカードの認証などの設定を行い、アクティベートが完了すれば、「iTunesでiPodを同期するように」、電話番号やカレンダー、ブラウザのブックマーク、音楽や写真などをiPhoneに同期できるとしている。

activate iPhoneをMacやPCに接続するとこの画面が表示される(解説ビデオはこちら

 iPhoneをアクティベートするためには、米国iTunes Storeのアカウントか米国内の主要クレジットカード、さらにAT&T側で米国の社会保険番号を必要とする。PC側にはiTunes 7.3以降が必要(現行のiTunesのバージョンは7.2)。

 iPhoneは、米国内で6月29日の夕方6時に発売となる。

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