HDEは、16種類におよぶフィルタリング技術を採用し、フィルタリング処理能力を大幅に向上させたスパムメール対策ソフトウェアの新バージョン「HDE Anti-Spam 2 for Gateway」を発表した。
HDEは7月23日、スパムメール対策ソフトウェアの新バージョン「HDE Anti-Spam 2 for Gateway(HDE Anti-Spam 2)」を発表した。約2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる同製品は8月29日に発売される。
最新版では、フィルタリング処理能力を大幅に向上させた。従来からのコンテンツフィルタリングなどの機能はそのままに、特にSMTP接続時のフィルタリング機能を中心に追加している。S25Rやgreylisting、tarpittingを組み合わせたフィルタリングアルゴリズムのほか、受信者アドレス検証(RCPT TO検証)、PIPELINING検査、DomainKeys/DKIM検査など、新たに追加されたフィルタリングアルゴリズムは10種類。
また、スパムメールの検出時にその判定スコアによって削除や隔離、文字列の追加など3段階のアクションを設定できるようになった。このほか、リポート機能が強化されており、年間、月間、週間、24時間のリポートのほか1年間のフィルタリングパフォーマンスのリポーティングが行える。
対応LinuxディストリビューションはRed Hat Enterprise Linux 5、同ES/AS/WS 3/4、CentOS 4/5、Turbolinux 10 Server。
前バージョンでは、最小ユーザー数が100ユーザーからだったが、HDE Anti-Spam 2では中小企業を想定して50ユーザーを最小ユーザー数としている。50ユーザー版の価格は21万円。購入時には年間サポート(10インシデントおよび期間中の無償バージョンアップ権利)も必須となっており、こちらの価格は製品価格の15%。
また、1000ユーザー版以上を購入する場合、2008年3月末までは通常価格の半額で購入できる「フィルタリング実感半額キャンペーン」を実施する。
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