SFLC、GPL違反で新たに2社を提訴

Software Freedom Law Centerが、オープンソースソフトのライセンス規約違反で、2社を提訴した。

» 2007年11月22日 09時20分 公開
[ITmedia]

 オープンソースに無料の法的サービスを提供するSoftware Freedom Law Center(SFLC)は11月20日、GNU General Public License(GPL)に違反したとして、通信機器製造販売会社の米Xterasysと米High-Gain Antennasを、米ニューヨーク州南部地区連邦地裁に提訴したことを明らかにした。

 争点は、GPL version 2(GPLv2)に基づいて配布されているオープンソースプログラム「BusyBox」。GPLv2は、プログラムを再配布する際にソースコードを公開するよう義務付けているが、両社はBusyBoxを製品に使用し、SFLCから指摘を受けてきたにもかかわらずコードを公開していないという。SFLCは、両社によるBusyBoxの使用禁止とともに、BusyBox開発者への損害賠償金支払いと裁判費用負担を求めている。

 SFLCは、9月に米Monsoon Multimediaを相手に同様の訴訟を起こしたが、10月に和解が成立している。

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