キュービット、北京大学系企業らとソフトウェア開発で提携

組込み技術をベースにしたユビキタスソリューションを提供するキュービットスターシステムズは、中国科学院ソフトウエア研究所および北大青鳥集団とソフトウェアの共同開発を進める。

» 2007年11月29日 16時49分 公開
[ITmedia]

 キュービットスターシステムズは11月28日、中国科学院ソフトウエア研究所および北大青鳥集団とソフトウェア分野で業務提携した。オフショア開発にあたり、キュービットのバーチャルシンクライアントシステム「LIBRUX TC 3.0」をベースにセキュアな開発環境を構築する。

 LIBRUX TC 3.0は、Linuxカーネル 2.6をベースに開発されたシンクライアント専用OS。Linuxディストリビューション「Fedora Core 5」と互換性を持つほか、Windows Terminal Server Edition、Citrix Presentation Server、Tarantella、GO Globalなどサーバのクライアントとして機能する。

 中国科学院ソフトウエアはコンピュータ科学やソフトウェア先端技術などを研究する総合的な国立研究機関。ベル研究所やマイクロソフト、IBMなどとの共同研究実績を持つ。

 北大青鳥集団は北京大学が株式を所有する企業グループ。傘下には中国の金融システム分野で70%のシェアを持つ北京天橋北大青鳥科技股分有限公司などソフトウェア開発企業がある。

 今回の提携による製品開発でキュービットは今後3年間で20億円の売り上げを見込む。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ