データ放送向けソフトウェアなどを開発するメディアキャストは、市販のデジタル放送受信機でコンテンツを動作検証できるシステム「ShotMUX Complete」を発表した。
メディアキャストは12月12日、デジタルデータ放送コンテンツを市販の受信機で動作検証できるシステム「ShotMUX Complete」を発表した。
同システムは、従来製品の「ShotMUX」ではオプションだった「RF(高周波)出力検証機能」を標準搭載している。地上波デジタル放送に準拠した変調方式であるOFDMの変調処理ボードをPCに内蔵することで、市販受信機やワンセグ受信機向けコンテンツの動作検証環境が整う。
データ放送用言語のBCMLで記述されたコンテンツをデータ変換し、コンテンツをMPEG2-TSやH.264などの映像規格と多重化処理する。生成された多重信号形式のTransport Stream(TS)を変調処理してRF信号として出力する。
価格は350万円。2008年3月から出荷を始める。TVキー局や地方局、コンテンツ制作会社などを中心に販売する。
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