セールスフォース・ドットコムは、日本のユーザー向けにSaaS型アプリケーションの新版提供を開始したと発表した。
セールスフォース・ドットコムは2月22日、日本のユーザー向けにSaaS型(サービスとしてのソフトウェア)アプリケーションの新版提供を開始したと発表した。
提供するのは「Salesforce Spring '08」。企業のコミュニティーから生まれるアイデアを実現するためのアプリケーション「Salesforce Ideas」に新機能を追加した。また、25世代目となる今回のリリースから「Force.com Development-as-a-Service(サービスとしての開発環境)」の本格的な提供も始めるという。
Salesforce Ideasはユーザー、パートナー、従業員のコミュニティーがそれぞれのアイデアを公開し、議論・投票することにより、コミュニティーから革新的なアイデアを引き出すことを目的としたアプリケーション。Spring '08では、コミュニティーの活発な意見交換を促進する新機能を多く追加した。
例えば、ユーザーにパーソナライズした環境で、公開したアイデアに投稿されたコメントや自分がコメントしたアイデアがリストアップされる「My Ideas Inbox(マイ・アイデア受信箱)」、コミュニティーの最新コメントを迅速に表示し、最新のトピックに参加できる「Recently Discussed(最近のディスカッション)」、コミュニティー内で常時トップにランクされているアイデアを表示することで、最新かつ最適なコンテンツおよび投票情報を確認できる「Top Ideas(トップ・アイデア)」などを追加している。
一方、Force.com Development-as-a-Serviceの「Force.com」は、ビジネスアプリケーションの構築に求められる機能を提供する。Platform-as-a-Service(PaaS:サービスとしてのプラットフォーム)型OS、PaaS型データベース構築機能、ユーザー間コラボレーションを管理するワークフロー・エンジン、複雑なロジックを構築するためのプログラミング言語「Apexコード」などが含まれる。
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