米国版プレステサイトに不正コード混入SQLインジェクション攻撃の被害に

米国版プレイステーションサイトに不正コードが仕掛けられていたとSophosが報告。

» 2008年07月03日 09時23分 公開
[ITmedia]

 正規サイトに不正コードを仕掛けるSQLインジェクション攻撃が多発している問題で、セキュリティ企業のSophosは7月2日、ソニーの米国版プレイステーションサイトがこの攻撃の被害に遭ったと伝えた。

 Sophosによると、不正コードが仕込まれていたのはプレイステーション用ゲーム「SingStar Pop」「God of War」の紹介ページ。

 問題のページを閲覧すると、ウイルススキャンを装ったスクリプトが実行され、「あなたのコンピュータは多数のマルウェアに感染しています」といった内容の偽の警告メッセージが表示される。ユーザーがこの文句にだまされて、有料の偽ウイルス対策ソフトを買うように仕向ける。

不正コードが仕掛けられたプレステサイト(Sophosから)

 狙いはユーザーに偽のウイルス対策ソフトを買わせることにあるとみられるが、もし攻撃側がその気になれば、マルウェアに感染させるコードを仕掛けるなど、さらに悪質な手口に切り替えることも簡単にできるとSophosは指摘する。

 ソニーには通報済みだが、Sophosがこの情報を公開した時点でまだ不正コードは削除されていなかったと伝えている。

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