ソフトウェア開発ベンチャーのチェプロは建設業界向けERP「建設WAO」の発売を開始すると発表した。
ソフトウェア開発ベンチャーのチェプロは7月7日、都内で記者発表会を開き、建設業界向けERP「建設WAO」の発売を開始すると発表した。Webベースであるがブラウザを使わないため、高速な処理を可能にした。ERP製品の第一弾として位置づけており、今後も各業種向け製品を提供する考えだ。
福田玲二社長は「WAOという独自アーキテクチャが高速処理を実現している」と話す。WAOアーキテクチャはインターネットをベースにしているが「クライアント側の画面項目単位で通信してデータを取得するためレスポンスが早い」という。ブラウザを使用する通常のシステムでは、データベースからフォーム情報などをクライアント側にダウンロードするため、処理が重くなる傾向がある。同アーキテクチャは.NET Framework上での稼働を基本としている。
この日発表したのは建設業界向けの製品である建設WAO。営業管理、見積もりおよび積算、原価管理など各システムのデータを1つのデータベースで管理している。入力データがリアルタイムに他のシステムにも反映するため、結果として業務のスピード化を図れるとしている。
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