日本HPとTISは、オープンソースを活用した安価なBPM(ビジネスプロセス管理)サービスの提供を目指す。
日本HPとTISは8月7日、オープンソースソフトウェアを利用したBPM(ビジネスプロセス管理)事業で提携すると発表した。安価なシステムの提供を目指す。
提携では、レッドハットのBPMエンジン「JBoss jBPM」を利用したTISのワークフロー開発フレームワーク「e-ProcessManager」と、HPのProLiantサーバを組み合わせたサービスを開発。TISがシステムインテグレーションおよびサポートの提供、日本HPがシステム検証やハードウェアサポートなどを担当する。
2社は協業に先立って、JBoss jBPMによるBPMシステムを医療用機器のシスメックスに納入した。2007年7月からシステム構築を始め、2008年2月に経理システム、4月に総務システム、6月に勤怠システムをそれぞれ稼働した。オープンソースの採用によるシステム拡張時のライセンス費が発生しないというランニングコストの低減や、自社の業務フローに合わせた自由度の高いシステム構築や拡張性などが採用理由だとしている。
今後2社では、JBoss jBPMを中心とした製品検証やベンチマーク、サイジング検証など行って結果を文書として公開するほか、インフラの提案、構築支援サービスを提供していく。
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