クロスサイトスクリプティングやセッション固定の脆弱性など4件の脆弱性が見つかった。なりすましやリモートから任意のコードを実行される可能性がある。
グループウェア製品であるシステム・コンサルタンツの「La!cooda WIZ」およびスペースタグの「LacoodaST」に複数の脆弱性が見つかった。情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンターが8月21日、JVN(Japan Vulnerability Notes)で情報を公開した。
脆弱性は合計4件で、クロスサイトスクリプティングとクロスサイトリクエストフォージェリ、任意のPHPスクリプトが実行可能な脆弱性の3件は、La!cooda WIZとLacoodaSTに存在する。セッション固定の脆弱性はLacoodaSTに存在する。
これらの脆弱性が悪用されると、第三者によるユーザーのなりすましや任意のコード実行、情報漏えい、システムの改ざんの影響を受ける可能性がある。対象となるのは、La!cooda WIZ 1.4.0およびそれ以前とLacoodaST 2.1.3およびそれ以前。
システム・コンサルタンツはLa!cooda WIZ 1.4.2、スペースタグはLacoodaST 2.1.4でこれらの脆弱性に対処した。IPAでは、早期にアップデートするようユーザーに呼びかけている。
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