Mozilla、開発環境をクラウドで提供する新プロジェクト「Bespin」発表

Mozilla Labsが新たに発表した「Bespin」は、Firefox拡張機能「Ubiquity」などと連携できる拡張性を持つWeb開発フレームワークだ。

» 2009年02月17日 13時37分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 Mozilla Labsは2月12日、Webベースのプログラミング環境プロジェクト「Bespin」を発表、初期プロトタイプ「Bespin 0.1」を公開した。拡張性のあるWeb開発フレームワークで、開発者の生産性を改善するという。Mozillaの提唱する「Open Web」を進める狙いだ。

 BespinはDeveloper Tools Labの下で開発が進められている。拡張性のあるWebベースの開発フレームワークを提供することで優れたユーザーエクスペリエンスを実現、開発者の生産性を改善し、オープンな標準の利用を促進するという。

 特徴は、拡張性、手軽さ、リアルタイムコラボレーション、コマンドラインの統合、どこからでもアクセスできる点など。中でも拡張性では、Mozilla LabsのFirefox拡張「Ubiquity」などのコマンドやプラグインAPI経由で連携を可能にするという。

 同日公開した0.1は、シンタックスハイライト、Undo/Redo、ブラウザでのプレビュー、プロジェクトのインポート/エクスポートなどのベーシックな編集機能を提供するプロトタイプ。利用には「Firefox 3.0」が必要。プロジェクトのページからアクセスできる。

 Bespinのソースコードは、Mozilla Public Licenseの下で公開されている。

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