Google、オープンソースのリモートデスクトップサーバ「Neatx」を発表

Googleは、オープンソースのリモートデスクトップサーバ「Neatx」を発表した。FreeNXにはない機能も追加されており、今後注目を集めそうだ。

» 2009年07月09日 16時18分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 Googleは米国時間の7月7日、オープンソースのNXサーバプロジェクト「Neatx」を発表した。遠隔からデスクトップを利用する技術で、Google Codeのプロジェクトページからソースコードを入手できる。

 NXは、リモートのX Windowとサーバとの接続のためのプロトコルで、圧縮により速度を改善するアプローチを採る。NXプロトコルを開発したNoMachineは2003年、GPLライセンスの下でソースコードを開示しているが、NXサーバはこれに含まれていなかった。NoMachine NXのフリー実装には「FreeNX」があるが、メンテナンスが難しいなどの欠点があるという。

 Googleが開発したNeatxは、NXサーバのフリー実装で、柔軟性とメンテナンス性を考慮して最初から作成した。プログラムはPythonで書かれ、一部にBASHとCを用いた。必要なプロセスを最小限にし、コードを幾つかのライブラリに分割したという。ルートレスセッションにおけるセッションコントロール向けドロップダウンメニューなど、FreeNXにはない機能も追加したという。

 Neatxのソースコードは、GNU General Public License v2の下で公開されている。

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