美女でもビギンでもなく、大切なビジョン：ドジっ娘リーダー奮闘記（3/3 ページ）

[小俣光之，ITmedia]

　リーダーがメンバーに示すビジョンとは、未来像、将来展望、見通しだ！

【具体的には】
・どうしたいのか、どうなりたいのか
・なぜそうするのか
・成し遂げるとどうなるのか
・仕事の意義

【ビジョンを考える際に大切なこと】
・メンバーがやる気になる内容
・社会的にも意義があること
・頑張れば実現できそうなレベルまで落とし込まれた内容

【ビジョンを決めた後は】
・繰り返し伝える
・理解させる
・共有する

　リーダーになると組織やメンバーに対する責任が大きくなって、みんなを幸せにできるビジョンを示さなければならない立場になる。しんこちゃんは「どうすれば今より良くなるか？」という課題に対する答えを考えていたので、後はメンバーを巻き込んで行動すればいい段階だったが、世の中には何も考えずに目の前の仕事をこなす名前だけのリーダーが、まだ多くいる。

　きちんと悩み、考えていたしんこちゃんなら、メンバーの協力を得て、新しいステージに向かって道を切り開いていくことだろう。もちろん、わたしも応援するぞ！

輩田さん　ところで。打ち上げの仮装カラオケだが、もちろんわたしも参加させてもらうよ。わたしはお姫様の仮装をするから、しんこちゃんは熊の着ぐるみでも着たらどうかな？　いやぁ、楽しみだなぁ。

しんこちゃん　それって、もしかして「ビジョン（美女）と野獣」！？　

著者プロフィール：小俣光之

　日本シー・エー・ディー株式会社代表取締役社長・現役プログラマー。多趣味で話し好きで説教臭い。ITmedia オルタナティブ・ブログの「プログラマー社長のブログ」執筆中。著書に、「プログラミングでメシが食えるか！？」、「プログラミングでメシを食わせろ！！」など。

（構成：鈴木麻紀）

ドジっ娘リーダー奮闘記の過去記事はこちらです。

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