Microsoftの初のオリジナル携帯は、ソーシャル機能に特化し、Zuneの音楽機能を搭載した若者向けの「KIN」。5月に米国で発売する。
米Microsoftは4月13日、オリジナルブランドの携帯電話「KIN」を発表した。「KIN One」と「KIN Two」の2モデルを、米国では5月にVerizonが、欧州ではこの秋にVodafoneが発売する。
MicrosoftはKINをSNSなどのソーシャル機能に特化した若者向けのコミュニケーションツールと位置づけており、友だちのアクティビティをリアルタイムで追跡できる「Loop」機能や、Zuneの音楽機能を搭載している。製品名のKINは、関連、親類関係などを表す単語「kinship」に由来するという。
同社初のオリジナル携帯となるKINはシャープ製。シャープはMicrosoft傘下のモバイルサービス企業Dangerのスマートフォン「SideKick」を製造している。
タッチスクリーンとスライド式のQWERTYキーボードを備える。Oneは2.6インチ(320×240)のディスプレイ、500万画素のカメラ、4Gバイトのメモリ、モノスピーカーを搭載。Twoは3.4インチ(480×320)のディスプレイ、800万画素のカメラ、8Gバイトのメモリ、ステレオスピーカーを搭載する。ネットワークは3G、Wi-Fi、Bluetoothに対応。GPSもサポートする。搭載OSについては明らかにしておらず、画面を見るとWindows Phone 7のようだが、サブセットかもしれない。
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