セキュリティポリシーの一括設定が可能に、インターコムがPC管理ソフトを発売

インターコムは、3段階のセキュリティレベルに応じたポリシーをPCに一括で適用できるなどの機能を搭載したPC管理ソフトを発売する。

» 2010年09月15日 13時55分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 インターコムは9月15日、PCのセキュリティや資産状況を管理するソフトウェア製品の最新版「MaLion 3」を発表した。27日に発売する。

 本製品は、3段階のセキュリティレベルに応じたポリシーの一括適用や、電子メールの誤送信防止の新機能を搭載する。また、レポート作成の機能を強化している。

 ポリシーの一括適用機能には、「弱」「中」「強」の3段階に応じた推奨ポリシーがテンプレートとして用意されている。例えば弱レベルのポリシーでは操作ログなどの取得のみを行う。「強」レベルでは指定以外のアプリケーションの利用をすべて禁止する。管理者がテンプレートの一部をカスタマイズすることもできる。

 電子メールの誤送信防止機能は、送信可能なドメインや送信件数を条件に登録しておくことで、条件に合致しないメールが送信される場合に、送信者に確認を求める警告画面を表示する。例えば送信可能なドメインを自社だけにすれば、社外あてのメールはすべて確認が必要になり、誤送信の危険性が低くなるという。

 レポート機能の強化では、管理者が項目を選択するだけで必要な情報をすぐに表示するようにしたほか、管理部門ごとに定期的なレポートを自動出力できるようにした。12月には資産管理レポートの作成機能も追加する。

 同社は初年度に150社2万ライセンスの販売を見込んでおり、特に従業員数百人規模の中堅・中小企業での利用を想定しているという。

 併せて同社は、FAXサーバソフトウェア製品の最新版「まいと〜く FAX Server 7」も発表した。複数のユーザーが1通のFAXを同時処理しないように調整する機能や、上長など第三者が確認することでFAXの誤送信を防ぐオプションパックを追加した。本製品は10月6日に発売する。

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