OSの下位レイヤで動作することでコンピュータを乗っ取る脅威などを防ぐ新技術を開発した。
米IntelとMcAfeeは9月13日(現地時間)、ハードウェアベースのセキュリティ技術「McAfee DeepSAFE」を発表した。
McAfee DeepSAFEは、OSの下位レイヤにおけるシステム保護基盤となるもので、同技術を活用するセキュリティソフトウェアなどと組み合わせることにより、rootkitやAPT攻撃(執ように標的を狙い続ける攻撃)に用いられる高度なマルウェアなど、通常のセキュリティソフトウェアでは検出が難しい、OSの深部で動作する不正プログラムの脅威からコンピュータを保護できるとしている。
また、セキュリティ対策機能がコンピュータのパフォーマンスに与える影響を最小限にするよう、リアルタイムにCPUのイベントを監視する機能も搭載する。
Intelは2010年にMcAfeeを買収。両社は、近い将来に500億台以上になるとされる組み込み機器を中心とした市場にセキュリティソリューションを展開すると表明していた。新技術はこの取り組みの第一歩だという。日本市場での展開時期については未定としている。
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