スイッチング容量2.6テラbpsのコアスイッチなど多数の新製品を2012年までに順次発売する。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月20日、データセンターからキャンパス、ブランチまでのネットワーク環境に対応したスイッチなど多数のネットワーク新製品を発表した。2011年秋から2012年春にかけて順次発売する。
データセンター向けには、10ギガビットイーサネット(GbE)のトップオブラックスイッチ「HP A5900」や、機能を拡張した「HP A12500」スイッチシリーズなどを投入。サーバ間のトラフィック性能を最大80%向上させるとしている。また、1ギガおよび10ギガに対応したトップオブラックスイッチ「HP A5830」も発売する。
キャンパスネットワーク向けスイッチでは、スイッチング容量で2.6テラTbps、モジュール当たりで160Gbpsの帯域をサポートしたシャーシ型コアスイッチ「HP A10500」を開発。ボックス型スイッチ「HP E3800」では、マルチメディアやモバイルアプリケーションをサポートするメッシュ型のスタック機能「Flex Chassis Mesh」を実装して、可用性の向上を図った。
このほか、統合型ネットワーク管理ツールの「HP FlexManagement」では、モバイル端末のサポートを拡充し、150社以上のメーカーの5786機種に対応。モバイルネットワークアクセスコントロール機能を利用して、モバイルアクセスにおけるセキュリティ対策を強化できるとしている。
新製品の価格や出荷時期は以下の通り。
製品名 | 価格 | 出荷開始日 |
---|---|---|
HP A5900 トップオブラックスイッチシリーズ | 未定 | 2012年春 |
HP A12500 スイッチ | 無償 | 2011年秋 |
HP A5830 トップオブラックスイッチ | 最小構成158万円から | 2011年12月 |
HP A10500 キャンパスコアスイッチ | 最小構成400万円 | 2011年12月 |
HP E3800 スイッチシリーズ | 最小構成45万8000円 | 2011年12月 |
HP Advanced Services zl モジュール(VMware vSphere 5利用) | 日本未定(米国参考価格5299ドルから) | 2012年春 |
HP Advanced Services zl モジュール(Citrix XenServer利用) | 日本未定(米国参考価格4499ドルから) | 2012年春 |
HP Intelligent Management Center 5.1 | 日本価格未定(米国参考価格6995ドルから) | 2012年春 |
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