“Lotus Notesの父”でMicrosoftのCSAを2010年に退いたレイ・オジー氏がかかわる新企業Cocomoは、iOSとAndroid向けのモバイルソーシャルサービスを手掛けるようだ。
2010年に米Microsoftからの退社を発表した元チーフソフトウェアアーキテクト(CSA)のレイ・オジー氏が新企業の立ち上げにかかわっているようだ。同氏が1月4日(現地時間)、自身のFacebookアカウントでモバイルデザイナーを求めるメッセージを投稿した。
リンク先の求人ページによると、オジー氏がかかわる企業はCocomoという社名で、iOSとAndroidベースのモバイル向けソーシャルサービスに関連する人材を求めている。現在の拠点はボストンとシアトルにある。Cocomoのサイトは既にあるが、会社のロゴらしきマークと求人窓口へのメール作成リンクが表示されているだけだ。
オジー氏はTwitterのアカウントも取得し、最初の投稿として「(昨年は)次の冒険につながるすばらしい1年だった」とツイートしている。
オジー氏は1984年にIris Associates社を創業してLotus Notesの開発にかかわり、「Lotus Notesの父」としても知られる。米IBMのLotus Development買収でIBM入りしたが1997年に退社してGroove Networksを創業。この会社が2005年、Microsoftに買収されるとともに同社のCTO(最高技術責任者)に就任した。2006年にビル・ゲイツ氏からCSA職を引き継ぎ、2010年に同職を退くと発表した。
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