米Yahoo!決算、純利益28%増

米Yahoo!の1〜3月期決算は、売上高が四半期ベースで3年ぶりに増加し、純利益は28%増となった。同社は大規模なリストラと組織改編を発表している。

» 2012年04月18日 12時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Yahoo!が4月17日(現地時間)に発表した2012年第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高は0.6%増の12億2100万ドル、トラフィック獲得コスト(TAC)などを除く売上高は前年同期比1.2%増の10億7700万ドル、純利益は28%増の2億8600万ドル(1株当たり23セント)だった。

 四半期ベースで売上高が増加したのは3年ぶりのことだ。同社は売上高を10億2500万〜11億500万ドルと予測していた。1株利益はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測(17セント)を大きく上回った。検索広告収入が増加した。

 TACを除く検索広告の売上高は8%増の3億8400万ドル、ディスプレイ広告の売上高は4%減の4億5400万ドルだった。アフィリエイトサイトの広告を含むその他の収入はほぼ横ばいの2億4000万ドルとなった。

 スコット・トンプソン氏は発表文で「われわれは、顧客と広告主に最高の体験を迅速に提供するために、組織改編と新たなリーダーシップ構造の構築を行った」と語った。

 同社は4日、約2000人の人員削減と大規模な組織再編を発表した

 今後の見通しについては、第2四半期のTACを除く売上高を10億3000万〜11億4000万ドルとした。

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