日本HP、IPSとセキュリティ管理ソフトの新製品を発表

IPSスル―ププットが13GbpsのTippingPointアプライアンスと、処理性能を改善した管理ソフトArcSightの最新版を発売する。

» 2012年09月13日 12時00分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(HP)は9月13日、IPS(不正侵入防御)アプライアンスの新製品「HP TippingPoint NX Platform Next Generation IPS」と、セキュリティ統合管理ソフトウェアの最新版「HP ArcSight ESM 6.0c」を発表した。IPS製品は同日から、ArcSightの最新版は10月下旬から提供を開始する。

 IPSではプロセッサの増強、再設計によってスループットを13Gbpsに向上。モジューラ型ネットワークポートを最大16ポートに採用し、10GbEおよび40GbEのネットワークに対応する。セキュリティパッチが当たっていないシステムの脆弱性を外部から確認できないようにする「仮想パッチ機能」や、2500以上のユーザー企業から収集したサイバー攻撃情報の分析結果をユーザー間で共有する「ReputationDV」、同社セキュリティ分析チームによる脆弱性情報の提供サービス「Digital Vaccine」も利用できる。

 ArcSight ESM 6.0cでは新たな分析処理エンジン「CORRエンジン」を採用し、検索や相関分析の性能が300%〜500%が向上したという。また、監視対象システムから収集したログデータを圧縮してストレージに格納することで、必要なストレージ領域を20分の1に削減できるようにした。

 製品価格はIPSスループットが13Gbpsの「HP S7100 NX IPS」が3150万円、同5Gbpsの「HP S5200 NX IPS」が2268万円、ArcSight ESM 6.0cが未定となっている。

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